今年もあと1週間です。
ヴィジェ・ルブランといえば、この自画像です。
来年3月1月~5月8日、東京・丸の内の三菱一号館美術館で「ビィジェ。ルブラン展」が開催されます。
あのマリー・アントワネットに寵愛され、アントワネットの肖像画をいくつも描いた女流画家です。
自画像を見るととても可愛らしい女性で、アントワネットに好かれた理由もわかる気がします。
と、同時に、ルブランが描いたアントワネットの肖像画を見ると、なぜ寵愛されたのかが理解できます。
ルブランの描くアントワネットは、ハプスブルグ家の遺伝的特徴を抑えて描かれています。ハプスブルグ家出身者の顔の特徴は、「広い額と受け口」です。ルブランではなく、別の画家が描いたアントワネットの肖像画は、その特徴がよく出ている肖像なので、「なあんだ、マリー・アントワネットって、そんなに美人じゃないな」と感じます。
そんな話はさておき、ルブランの個展が開催されるのは珍しいので、アントワネットやフランス革命に興味のある方は見てみる価値はありそうです。